20041025
もう24日なんだか25日なんだか。
そしてどうでもいいことなんだけど「おべんとうだいすき」のキッチンミューズのCMに登場するガキが汚すぎる。戦災と飢餓でどうにかなってる子供みたいだ。
24日のシフトが17時から。そのまま翌朝の7時過ぎまで仕事。んでそのままサンデーサンでぜんぜん力の入ってねえモーニングメニューから苦渋の選択でフレンチトーストのセットとやらを食う。まゆみさんはヤリイカとエビのマカロニグラタン。
財布がものすごく危機的にぼろぼろであって、具体的には財布を取り出して開くたびに必ず小銭が落ちるという、もはや単なるビニール袋のほうがまだ財布として役に立つのではないかという終末的な状況に陥っていたので、財布を購入することにする。
さて、財布は高い。前から買わなければいけないことはあまりにも明々白々としていたのに、渋っていたのは、どうしても「この程度のもんでこの価格」というのが納得いかなかったからだ。作りなんかぜんぜんしっかりしてねえ一週間も後ポケットに入れたらくたくたになりそーな財布でも1980円とかしやがる。きょうび1980円あれば衣類だったらけっこうなもん買えるぞ。
…まあもちろん、原価はそれなりにかかってるんだろう。それはわかる。わかっても納得いかないのだ。たかがこの程度のもんにこの価格、ってのが。
そんでもまー、財布がない生活ってのも困る。
なんかいかにもなブランドの財布とか買うのがいやだったので、ぎりぎりの妥協点として無印良品の財布を買うことにする。
俺らがメシ食ってたサンデーサンは阪東橋のとこのサンデーサンだったのだが(そーいや以前サンフェイスさんとここで会ったこともあるな)、ここから最寄りの無印となると、ファミマの無印コーナーを除けば横浜駅しかない。
「まゆみさん、行けますか?」
「うん。ちょっと眠いくらいで。わたしもちょっと居眠りしたから」
ちなみに俺は居眠りどころではなく、ファミレスの座席にすわったまま1時間半寝ており、まゆみさんはそのことで非常に立腹であり、てゆうかそりゃ立腹するだろう。いきなり話してる途中でガクッとなってそのまま1時間半熟睡では。
横浜(地元住民が「横浜」といったらそれは横浜駅近辺を指す)では、そごうの7階にロフトと無印が同居している。とりあえずロフトをうろつくが、ポーターとかあからさまに高いブランドしかない。
「そーいや、カードとか通帳とかひとまとめに入れられるケースも欲しいんだよね」
「買えば?」
てなわけで、そういう感じのも探していたのだが、ちょうどいいものはまったくといっていいほどない。あとは、パーティーグッズコーナーで「ぽりん」に被せるサンタ帽とか探していたのだが、それも時節柄まだない。てゆうかわずか棚2本しかないパーティーグッズコーナーのなかで、仮装用のセーラー服のセットが4アイテムもあったのが気になった。あれぜってーパーティー需要じゃねえだろ。あと体操服セットとかもありましたが。まあなんかパーティーグッズコーナーなんかにあると無粋な感じですよね。てゆうか大学生の飲みの席とかで罰ゲームとかで着せられて「うっわーやべーよー」とかゆってる図まで想像して非常に腹立たしいです。いや別に腹立てる理由はないのですが。でも腹立つのですが。
あとは無印へ。財布は問題なしに決定。
スプーンとかまゆみさんのお菓子とか細々と購入。
基本的に火曜日はいつも徹夜明けで疲れきっている。このへんでゆっくり休みたいのだが、横浜駅東口にはとにかく茶をする場所がない。正確には、あるんだけどどこも混雑していて話にならない。落ち着くってのとは程遠い。
スカイビルにはローソンがある。開店するなり爆発的な売上とクソみたいなオペレーションで有名になった店だ。ま、東口よりはスカイビルのほうが外れにあるから、多少なりとも人は少ないだろうってことで、ついでにローソンも見てくることに。
ローソンは期待どーりの糞レベル。
スカイビルの1階には空港へ行くバスの待ち時間をつぶす客用の飲食コーナーみたいなのがある。東口でたぶん唯一、タバコが吸えて人も少ない場所だと思われるので、ここで休憩。
あと今日はGAPを見たりとか。服を買う気はない。それが「どんな商売」をしているのかを見に行った。自分が小売に携わっている関係上、俺は「商品」を物そのものとして受け取ることができない。基本的に人はものを買うとき価格と自分にとっての価値のあいだで折り合いをつけて買う。実際の価値がわからない場合は、見た感じや情報とかを参考にして価値を値踏みしたうえで買う。そこで「期待以上」「失望」みたいな反応があって、失望される商品ばっかり出してる会社は、そのうち客から見放される。これはコンビニみたいな小売の最下層(自虐的に言うのではなく。事実そうだと思う)でもそうだし、むしろその構造は露骨だ。まあ、コンビニは商品そのものの価値を生み出すことはできないが、メーカーがつけた価格が商品の実際の価値(味とか流行とか、テレビCMやってるか、とかそれを食ったことが「ネタ」になるかどうか、なんてのも含まれる)に対して適正であるかどうか、あるいは「お買い得」であるかどうかを判断したうえで「話題の商品である」「いま売れている」「ボリュームがある」などの付加価値的な情報をつけて「売り込み」をする。きょうびのコンビニはこれをやらないと成立しない。もはや客は、コンビニでは「生活に必要のない余分なもの」を買わされているわけだ。
ときには価格自体が客にとっての価値になることもある。このあいだの日記に書いたユニクロのフリースなんかが、その「価値」を読みまちがってしまっておかしな逆転現象が発生した例だと思う。
俺にとって「商品」は、大きくは社会情勢、そしてメーカーの思惑、小売店舗の思惑、客の欲望、それらが複雑に絡み合った「網」みたいなもののうえに浮かんでいる「なにか」だ。小売に携わる人には、その「網」の構造を直感的に読み取る感性が必要だと思う。扱う商品が専門的でなくなればなくなるほど、そのセンスは必要になってくる。俺が(ほかの小売なんてあんまり経験してないくせに)コンビニこそが小売でいちばん難しいと豪語するのは、一人でカバーしなければならない商品のジャンルが馬鹿みたいに広くて、ほとんどセンス以外のものに頼ることができないからだ。
まあこのことは、俺一人で気づいたわけではない。つーか俺はセンスが鈍い。ほとんどまゆみさんとの会話のなかで考え、そして理屈をつけてきた。つかまったく正味のところ、まゆみさんがいなければ、俺いまの店でこれほど売上伸ばせたかどうか疑問。つか無理だったろうね。並以上の店は作れたとしても、さらにその上、この競合の馬鹿みたいにキッツい世のなかで、売上を伸ばし続ける店なんか作れなかったと思う。
あとペッパーランチでメシ食ってきました。ひさしぶりに食ったサーロインステーキはうまかったです。まゆみさんは定番というか馬鹿のひとつ覚えというか、要するに大好きなんでしょうが、カレーペッパーランチを食っていました。
「辛い。すんごい辛い」
汗かきながら食っていました。
帰宅。疲労困憊。毎週火曜日はいつもそう。
テレビつけてだらだらと。あとまゆみさんの皮膚のケア。
ニュースは、あいかわらず地震関連。シャレにならん。特にいま店にいるバイトの親戚が、まさに小千谷市に住んでる、てな事情もあって被害の実情がものすごくリアルに伝わってくる。阪神大震災のときは、たとえ衝撃は受けたにせよ心のどこかでは「対岸の火事」と観ずるウカツさを持っていたわけですが、今回の地震はそうは思えない。地理的に近いってこと。あとIRC上でしゅんたんがかなり震度の強い地域に住んでたこと。「揺れたー」っていう報告だけでも「ああ、地震って他人事じゃないんだな」と思うには充分だった。
そのあとのニュースは大阪のほうの取材で、一晩中、ほとんど路上で生活している「少女」たちを衝撃的に取材する映像が緊急の日本の未来は大丈夫か的な特集だった。てゆうかあの番組、以前に横浜駅西口で深夜に徘徊する若者たちを取材していたこともあって、そのときも思ったのだが、「少女」という言葉に、独特の奇妙なバイアスがかかっていて気に食わないこと夥しい。ありゃオヤジの視線だ。あらかじめそういう「若者」たちを社会の異物として排除してかかってる雰囲気がありありと漂ってる。その社会を作ったのはおまえらだろって感じだが。
で、問題の特集。
中学生の女の子が、ナンパ待ちとかしてて肉体的関係とかも持って、道行く男性に金恵んでもらってて、そうやって根無し草みたいに街をふらふらしてる。そんでその子たちのほとんどには複雑な家庭環境があって大変なんだと。ま、そんな話。
いろんな意味で見ててムカつくんだこれが。まず取材側のスタンスが激しくムカつく。「理解できないもの」として扱うその距離。好奇の目でしか見てないくせに説教かまそうとする厚かましさ。「パパ」がいるという14歳の女の子に対して「パパ」を非難するよりむしろ、そんなことをする女の子が悪いといわんばかりの映像。
ま、そりゃそーと。確かに家にいたくないというのもわかる。「あんな親ならいないほうがマシ」という心情もわかる。祖母が虐待、父親が虐待、そしてみずからも虐待の被害者という虐待の連鎖がありがちなこともわかる。
それらありとあらゆる事情を考慮に入れたうえでだ。
このガキども、馬鹿じゃねえの。
としか俺は思えない。逃げるのはいい。事態が解決できないのもいい。子供だし。逃げかたがあれか。楽しそうな方向にしか行けないか。あれか。あれしかねーのか。忘れるだけかよ。抱え込むことすらできねーのかよ。それは馬鹿だろう。あまりに頭が悪いだろう。
ましてや17歳だの20歳になっても同じことやってるんじゃもう言葉もない。いまはこうしてるしかない。どこにも行けない。楽しければいい、というのであればそのまま朽ち果てるべきだ。あれらを被害者扱いすることを許さない。あれは被害者になりたいという意志すらないただの動物だ。悩む、という人間特有の部分を捨て去った動物。動物には動物にふさわしい環境があり、未来がある。それらが俺の世界と交差しないことを祈るしかない。あれらは増え続けるだろう。動物だから生殖能力は旺盛だしな。
だめだろう、あれ。いらねえよ。消費する以外になにできるんだ?
ああ、生殖か。それはできるわな。
そのあと「焼きたてジャぱん」など見る。まゆみさんが非常に画面に向かって猛ツッコミを入れるので困る。いや、別に困らないんだが。
「ですわってなんだよ」
「じゃーじゃーうるせえんだよおまえ」
「パンについての蘊蓄聞かされても困るんだよ」
にしても、あれは味っ子か?
「ザ・サード 死すべき神々の荒野」上巻読了。
えーと。書いてる作者は楽しかったかもしれないけど、ストーリーに直接からまない人物の描写って、やっぱ読んでてちょっとツラい。それが下巻で全部絡んでくるっていうんなら驚愕だけど。
あと、この話好きなんだけど、描写がいちいちウェットなのは気になる。それも作品世界にハマりこんでしまえばどうってことはないんだけど、そこに至るまでが。
まあそんなこんなで。寝てない。
もうじき睡魔に襲われて死ぬでしょう。
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