[PR]子育てママさんへ:3年毎に15万円うけとれる医療保険?






20041128


 「水夏」プレイ開始。
 いつもどーり、ネタバレ全開で参りますので、未プレイの方は読まないが吉。

 とりあえず海辺に緑が広がる景色なんだけど、これまゆみさんがやってたのを横で見てたときからずーっと気になってたんだが、日本のどこにこんな景色がありうるんだろう。典型的にアイルランドとかのイメージっぽいんだが。まあフィクションなんで気にしなきゃいいようなもんだし、実際俺はあんまりこういうの気にならない人なんだけど、たまーにこういう些細なことでヤケに引っかかったりする。

 ヤバい。テキストあんまり上手じゃないくさい。頭のなかで作ったことと現実がちゃんと整合性あるかどうかあんまり確認してない文章っぽい。とゆっても、まだ開始5分ですが。あととーとつな人称の変更は、慣れない人(具体的にはまゆみさんだが)には厳しいもんがあるだろうなあ…。
 てゆうか、文章の書きかたがなんだか全体的に倒置法っぽくて、非常にわかりにくい。これこれは、これこれである………しばらく経って、そうである理由は、実はこうだからだ、という叙述のしかた。これをやるからには一人称の話者は変化しちゃいけないし、なにより話者があっちこっち向いてしまってはわかりにくさは倍増する。なにかのテクニックを使うなら、ひとつまでにしといてくれないと、厳しい。てゆうか「夏の雰囲気」が眼目ならば、素直に雰囲気に没入させるべく、テキストはわかりやすいほうがいいと思うが。
 つーか、過去から現在に移動したときに、その前の描写の記憶すでになくしてるんですけど。俺がバカだから? あと一人称の頻繁な移行の意味がわからないのがなお苦痛。

 カエルの声とおぼしきSEがなんかの電波の襲来に聞こえる…。

 極めてどうでもいいことなんだけど、この主人公、やたらに歩き回ってねえか。駅まで1時間だろ? それ、けっこう頻繁かつ気軽に駅まで行ってるように思えるんだけど。てゆうか、あれか。受験勉強からの逃避か。

 ああ、ちなみに女の子はすでに数人登場してるのですが、まだ一人の人間として把握することに成功していません。伊月って女の子は類型としてなら把握できるはずなのだがうまくできない。
 ああそうか。あれだ。子供のころにずいぶん親しくしてたのが、いきなり何年か後に再会してだ。その距離感がまったく表現されてないことに違和感があるんだ。主人公と伊月って女の子は親しげなのに、その状況が理解できねーってのがいまひとつ入っていけないことの大きな理由になってる。
 そして、伊月の内面にまで踏み込んで考えたいほどの魅力が、このキャラにない。さすがになあ。萌えに関して閾値が高くなってるからなあ…。「Brass Restoration」のときは、こう考えるとけっこうキャラが魅力的だったのかもしれない。

 ゲーム内での時間で3日ばかりが経過した。
 やはり頻繁な一人称の変更の意味がわからない。本来物語というのはわかりやすければわかりやすいほどいい、と考える俺にとって「変わったことをする」としたら、それはそのことに意味があるんだと思ってしまう。入れ子構造(なんだと思うけどこれ)ってのも、なんの意味があるんだか。アラビアンナイトみたいにそれ自体が目的なんじゃねえかと思うくらいに入り組んでるんだったら、まだ話もわかるんだけど。しかもあれ、別にわかりにくくない。

 あと、絵が、パッと見はけっこう魅力あるように思ったんだけど、どうも根本的に絵があんまり上手じゃない雰囲気が漂ってる。ような気がする。絵とかよくわかんないから。表情は、ごくたまに魅力のあるものもあるとは思う。主に伊月に。ただ「マニアである」という属性を除いてしまうと、なんだかどこかで見たキャラっぽい反応ばかりでちょっと困る。

 主人公しゃべりすぎ。鬱陶しい。そういうキャラといってしまえばそれまでなんだけど、伊月と二人で本屋行った帰りの夜道っていうのは、かなり力入れてどきどきとかズキズキとかちょっとふわふわするような感じとか描写しなきゃいけないと思うのだが、こいつのしゃべりすぎのせいでずいぶんと減点されている。つくづく、一人称で書くときには気をつけなければならないってことだ。書いてる人間の代理させちゃいけないわけね。ひとつ学習。書いてる人にとっては既知のことだから、たとえば伊月がとうとつに「最近ね、何だか、私が考えているような事を、お父さんが口にするようになったから」なんてセリフを言い出したときに「というか、口にしたんじゃないの?」なんて反応を主人公にさせてしまう。しかし、ふつーに考えて伊月がそんなこと言い出したら、最初の反応はまず「え、なに? どういう意味かよくわかんないんだけど」的なもんだと思う。これ。意識しねーで一人称書くことの弊害は。
 双子との三角関係に突入してからは、まあ少しは読める感じになった。うまくいけば感情移入することすら可能かもしれない。が、気になるのは主人公の精神年齢からすれば、現在自分がおかれている三角関係に気づかないはずがない、と読んでる俺が思えてしまうことだ。中1での一人称ってのはけっこう厄介かもしれない。

 現在のほうのパートで、裏山とやらに主人公と伊月が登って、その帰り道、伊月が足を挫くシーンがある。そもそもマンガやら小説やらいろんなフィクションのメディアの登場人物はみんな足挫きすぎだと思うんだけど、それツッコんでると、いつか自分がキャラクターの足を挫きたくなる誘惑にかられたときに困るんで、とりあえず言わない。
 そのシーンで、現在の主人公と伊月の背後に、過去の小夜が現れるシーンがある。それが「過去と現在がつながる」っぽい。これがやりたかったのかな。過去と現在で時間が行ったり来たりするのって。いちおーこのシーンで失われた過去の記憶っぽいのも出てくるし。にしてもいろんな要素が弱すぎるなあ。
 ああ、でもこの現代のシーンと過去の小夜の姿重なり合う「絵」そのものにはなんてゆうか、情緒的な効果があると思う。過去も現在も、主人公の背中には伊月がいるのに、過去に存在していた小夜は、いまはいない。子供の姿のままで、子供そのものの行動で、わかりやすい嫉妬を発揮して、小夜は「ばーか」とゆって走り去ってしまう。それはたぶん、いま現在生きている二人にとって、遠い日でありながら、肌がひりつくほどに近い記憶で、苦い味をたぶんに含んでいて、その苦みが主人公と伊月の距離を近づける作用をしているのに、そのことが罪悪感にしか結びつかないような、そんな微妙な状況。うん。これはけっこうよい表現。
 と思ったら、ようやく主人公は現在に至って小夜が自分を好きだったという事実を知ったわけだ。えー、ここってあっさりと「死というものの意味を実感した」って通過しちゃっていいところなのー? 見せ場だし山場だし、おいしいシーンだと思うよー? でも「お願い、茶化さないで」はけっこういいセリフだと思う。主人公のムダなセリフの多さに意味出るし。いま現在に至っても「恋愛ではない」という感じはなかなかよい。が、そうすると「伊月の顔を見に来た」っていうさっきのセリフが引っかかるなあ。

 さて、お話もだいぶ進みまして7月27日。
 キスシーンまで辿りつきました。「恥ずかしいね」のセリフにはこっちが火ィ吹きそうでした。人体ふいごみたいに。ぼふぁーーーとかゆって。「自覚的だったんだよ」のセリフは、まあ実際に伊月がそれを口にするかどうかはともかく、予期してたので大して驚きませんでしたが。ただそこで目眩起こすなら意味合いが違うだろう主人公っ。「好きだと思われていた/現在もそれは継続している」というそこんとこだろ。そしておりしも場所は夜の神社。ほかにだれもいない(ババァあたりが出歯亀してたらそれはそれで素晴らしいが)。目の前の女の子は「ずっと君のこと待ってたんだよ」といわんばかりのオッケー状態。そこにどきどきすべきだと俺は思うぞ。ってなにを力説してるのか。そしてそこで常に二人を引き止める小夜の記憶、というところがいちばんおいしいと思うのだが。

 子供時代の伊月の一人称だと、比較的主人公がまともに見えるのは、つまり主人公を「対象」として扱う必要がライターのほうにあるからだと思われる。あとついに出てきましたね。醜い独占欲。これがなくっちゃー三角関係は始まらない。もう、人間関係がドロドロしてて醜い話大好き。…にしてものめりこめないんだけどねえ…。うっわー覗き見までしますかね。ああいいなあ、人間が醜い姿であることは。ほっとしますね(最低の思考法)。

 さて、その後えちしーんまで到達いたしました。
 てゆうことは、シナリオはほぼ終盤まで来ているということだと思うのですが。「陶器のような肌」って、本当にそうとしか見えない塗りってどうかと思うんですが。昔からエロゲのこの「塗り」はなじめねえなあ。
 んで、シナリオなんですけど、終盤に来てからけっこう読ませると思います。ムダな部分もぐっと減ったように思うし。構成自体はちゃんとできてるらしい。前半の伊月に関しての不自然なくらいの夢見がち、という設定も意味をもってるわけだし。エロゲ(純愛ということも含めて)としての価値はあんまないですが、おもしろさという点では、まゆみさんが言うほどダメではないです。
 ただ、まゆみさんにしてみれば、双子との三角関係についてなんの意味も見出せないってのが覿面まずかったでしょうなあ。なんでこんなに薄暗い状況にならなければならないのか、その必然性が理解できないと思うし。「なんだかうだうだいじいじやってる」というふうにしか思えないのかと。
 てゆうかこのライター、日常の描写にあんま興味ねえだろ。さては。
 なんてゆうか、けっこう読ませる要素のあるお話なのに、細かい部分の取りこぼしのあまりの多さと、日常生活や細かい心理の描写があまりに不得手であるがために、その価値をかなり損なってしまっている惜しい感じのシナリオといえるかと思います。
 にしてもエロゲって前戯の描写ほんっとにしねえよなあ。そこらへん、いわゆるエロ小説とはずいぶん違うところだなあ。

 そして双子の章終了。
 ああっ。惜しい。惜しすぎる。前半のタメのなさで後半が生きなくなってるー。あとやっぱ心理描写が弱い。言葉に感情を叫ばせるなら、もっと痛切に。激しく。そして描写ですべてを進めていきたいのであれば、余計な言葉はなく。
 本来俺のツボであるような話なのに、感情の昂りがいまひとつなのは、そのへんだよなあ。あと変な技巧。それとキャラそのものがツボじゃなかった。弱い。むー。残念。


 てなわけで、今日のところはこれで終了。
 続きはまたそのうちー。


ぽりんの日記


前の日  次の日





      トップに戻る

      過去ログ





[PR]看護師の好条件な求人情報満載:年間50000人の看護師が転職に利用!