20041129
さて。水夏、今度は絵描きの章。
例によってネタバレ全開です。
プレイ前、このゲームの感想探してたときに「男の顔が怖い」って書いてあったんだけど、本当にものすごく怖いよ。みんな盗聴器とかしかけて女の子を脅迫してるように見える。
えーと。開始早々の時点ではほとんど違和感らしきものを感じないのは、語り手である主人公と「先輩」とのあいだの距離感が適切だからだ。ふつうにこれでいーんじゃん。その先輩にしても、多少アンナチュラルな感じはするものの、キャラとしては二章のよりずいぶんと立っているように思える。二章はヤバいというまゆみさんの発言に怯えつつ、ゲームを進めます。このまま進めばそんなおかしなことには…ならない…はず……。
ただ、二人のやりとりの浮世離れ感と、キャラを踏み外したセリフが多少あるのは気になるが。
と思いながらふつうにやってたんですけど、なんの前触れもなくいきなりえちしーん突入。
え? どして?
てゆうかみんな避妊しようよ…。危険だよこれ。
いま絵描きの章が終わりました。
えーと、たぶん、このシナリオがライターのいちばんの本領発揮なんだと思う。ただ、まゆみさんには確かに理解しがたいものであったに違いない。
断言してもよいです。これはよくできたシナリオです。なるほど、世評高いのも頷けるわ。
視点の変化を使いすぎることにはやはり難点はあるだろうけど、効果はあるよなあ。少なくともこの章に限ってはまちがいなくあると思う。
テーマ的に「絵」を巡る業の深さみたいなものが取り上げられてるわけなんですが、そのへんに対するライターの含蓄が上っ滑りしてないあたり、シナリオにいっそうの重みを与えてると思う。たぶん、おおかたのサイトの感想とかぶるんだけど、えちしーんがきっちり意味を持つ純愛系のシナリオってのも珍しいですわね。
たぶんBGMや背景、SEなどの力不足によって「夏」という雰囲気を強く感じさせるところには至ってない。あと文章力そのものが微妙だし。ただ「ひまわり」という小道具の使いかたには参った。だって読んでる人、どうしたってゴッホの「ひまわり」を連想するわけだし。
いずれ語る機会もまたあるでしょう。ともあれ、シナリオにものすごい手応えを感じました。これはすげえ。評価大転換。
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