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20041130


 さて、今日も今日とて水夏です。引っ越しの準備はどうした。やらなければならないことがたくさんあるはずだが? あそーだなにかさん郵送ありがとうございました。非常にありがたく使わせていただく予定です。これで住所も把握したので脳内で著しくストーキングする予定ですよ。何度も頭のなかでなにかさんの部屋の鍵を開け、奇妙な足どりで忍び込んで何度もお礼を言うのです。ありがとう。ありがとう、本当に…ありがとう……。
 なに書いてるんだかわからなくなってきたので、感想なんか書きながら。
 例によって例のごとくすぎるほど例のごとくですので、つまりネタバレ満載です。すみません。寝不足だったりテキスト書きに関して欲求不満だったりすると、どんどん日本語が崩壊していくんです。すみません。謝ります。許してください。許すよ。いくらでも。おう。
 そういえばさっき近所のファミマで菓子買ってたのですが、商品のプライスカードを見ていたら、非常に気になるものが。商品名が「プリキュア おい」となっていました。おそらく広範部が入りきらないがために起こった現象なのでしょうが「おい」のあとに続く言葉が想像できません。「プリキュア おいしい二人を食べました」とかそんなのか。
 ああだから感想です。

 透子って女のCGがなんか表情が編です。あと例によってまゆみさんが「その章はねえ、ヤな女とヤな男の話だよー」と背後でヤな表情でにやにやしているのがとてもヤな感じです。そもそもまゆみさんは、自分にとってつまらないゲームを掴まされたので、俺が水夏をクリアしないことにはおまえのことを許さないというほどの激しい決意と対決姿勢をもって俺を監視しています。
 さて、この透子とかいう女のほうはダメです。俺が拒絶反応です。これは確定。「なにをしてほしいの? 私はどうしたらいいの?」は俺にとって逆ツボです。激しく。逆ツボじゃなく正ツボの場合もありえますが、その場合、いくつかの厳しいだめちぇっくを経ないといけません。しかしこの開始わずか2分、初対面の状況でいきなり感想を述べ始めるクセはやめたほうがいいかもしれません。
 とかいいながらやめません。
 妹のほう。これ、人によっては相当ストライクゾーンだろう。詳細はまだわからんが、なにかしら病的な感じするぞ。てゆうかこのゲームの登場人物はだいたいにおいて病んでるっぽいが、この妹がいちばん印象が不穏だ。にしてもこの服装はいったいどういうことだろう。病的な暑がりという理由でなければ、なんか目的があるとしか思えんが。水泳部だからとかゆったら、撲殺する。なにをかは知らんが、撲殺だ。

 さて。駅前で透子が待ってるらしいですが、遅れてやってきました。そして茜がいるからとかなんとかそんなやりとり。
 だめだ。この女。ものすげえアレルギー反応俺に引き起こしてる。それとあれだ。あのー、ものすごく幸薄そうな顔してる。そういうの好きな人にはたまらないのか、ひょっとしてこういうのが。どうなんだろ。まあおそらく、計算されたうえで「あなたのしてほしいことを私はする」というキャラになってるんだろう。このライター、完全に計算にもとづいてシナリオ作ってるみたいだし。
 あと、あいかわらずとーとつにえちしーん突入するのな、このゲーム。毎度びっくりします。

 医者のじじいと茜の会話がかなりよい。だいたいこのライター、理屈っぽい会話をしたときに、いちばん「読ませる」ものを書けるようだ。要するに微妙な心理の襞とか、そういうものを描写させると危ない。…つまり、早い話、会話のセンスがないってことだよな。そしてそれは麻枝なんとやらという人が抜群にうまい部分だ。俺、あんなに会話を書くの上手な人って、あんまり見たことないと思う。小説とか入れても。まあ、キャラクターの絵と話者の名前が入れられるっていうこの手のADVの特性のおかげで余計な説明を入れる必要がなく、より「会話」に特化できるってのもあるんだろうけど。あの人の会話部分のテキストって、相当に省略効いてるし。
 だいたいにおいてコメディタッチ的な描写のヘタな人って、会話のセンスあんまりないことないか。と同時にこれは会話にデリカシーというものがないのだな。そうだ。登場人物のだれもが「デリカシー」というものを持っていない。これは頭のなかでだけ会話を作ってる人がよくやるミスだ。実際の生活では、他人に踏み込んじゃいけない領域があるのなんて自明だから、だれしも(たとえ俺みたいに超弩級に鈍感な人間ですら)デリカシーという概念はある。でも頭のなかで考えたキャラクターが完全に自分から分離できてないと、会話の内容はしょせん自問自答に近づいてくるので、どうしてもそこにデリカシーというものはなくなる。…かなり自戒の念は込めてます。このへん。いい勉強になるなあ。このゲーム。

 そしていきなり歯の並んだヴァギナですか。ナマのかたちでそういう知識使うのってどうかと思いますけど。少なくともどこかに伏線置こうよ…。倒置っぽい書きかたが好きなのはわかるけど、これは「母親」との関係を先に描写しとかないとやっちゃいけないことだと思う。でないといまの俺みたいに「うわ、精神分析にカブれた若者が知識使いたがってるー」という印象を受けてしまうから。そんで、その直後に「母親の性交を見た」という説明が出てくるわけだが…。
 うーん…。でも「妹に欲情」と性交への恐怖ってあんま合致しないと思うんだけど…まあいいか。

 そして「透子に対する優位性」がなんとかかんとか。
 うわあ…。そのへんで攻めてきたか。なんか精神分析に興味もちそうな人間が、自分に向けて降り下ろしそうな刃だなあ。ものすごく記憶あるなあ。その先にあるのは自分を含めてなにものに対しても懐疑的でしかあれない空虚な精神状態だからやめといたほうがいいよー、それ。自己分析なんて意味ないです。重要なのは他者の目に映る自分の映像と、自分自身が把握している「自分」とのマッチングの度合ですよ。人間は社会的動物ですからー。とか言いながら、俺は現在に至るまで他者の目に映る自分なんて意識しないようにしてきましたけどねー。だってほら。自信家でなにものにも傷つかない自分を維持するためには、他者の目なんて存在しなきゃいいんですよ。そのことを自覚的にやっている、という点が唯一の「傷」になりますけど、その傷に気づいてつつける人間はそうは多くないです。自己欺瞞のなかでは比較的有利な戦略といえるでしょう。ただこの場合、究極的には自分とまゆみさん以外はどうなってもかまわない、という心がまえが重要です。人に嫌われたくないと思ったら終わりなんです。他者なんかいない世界では、他人を人間として認めてはいけないんです。認めたらそこに「意味」と「価値」が発生しますから。そしたらゴミとして切り捨てることができなくなるんですよ。それが弱さです。
 もちろん、この場合の強さ弱さ大きくまちがってることを承知で言ってます。てゆうか、そんな歪んだ価値観で生きてる馬鹿な自分が嫌いじゃないから困ったもんだ。趣味なんですよ。偽悪的なの。
 さて。話が逸れました。ゲームに戻るぞー。
 そして「身体を触るな」と言えない主人公。うっわー。卑劣ー。チキンー。同じ泥沼でもこれは俺の好きなタイプじゃないぞー。たぶん主人公と透子って女がなんの意思表示もしないからだと思う。泥沼も好きだが、腐れ切って腐臭を放ってるような人間関係も(眺めるのなら)好きだが、自分の欲望をはっきり表現できないのだけはだめー。
 と思ったけど、だんだんどろどろしてきて楽しい感じになってきました。気分としては「もっとやれー」です。あーあーあー。もう大変なことに。えと、そんなに純粋なフリして邪悪な欲望を秘めてる女の子が好きですか? …まあ、別に人が欲しいっていう欲望は邪悪ではないけど。ならなぜこの場合邪悪に見えてしまうのかというと、きっとライターがその状態を邪悪だと思い(かなり作り込まれていて作者の陰は消されてるけど、きっとこの物語を考えた人は、人間関係を支配被支配の関係でしか見れない人だ)、なおかつその邪悪な状態に一種の快楽を見出してしまう人種だからだと思う。まあ、なんてゆうか、いるのですよ。そういう人種は。

 さーて。これで病院で寝ている「アカネ」と兄を狙って海に来た「茜」とが、少なくとも別の存在であることが判明しました。確率からいえばありえないことではないですが、この偶然にどういう意味を持たせるつもりだろう、ライター。単なる偶然だとしたら怒りますよー俺。

 そして3章終了。想像を絶するオチ。いや、論理的にそれしかねーかなあとは思ってたんだけど。あちこちにあからさまな誘導もあったし。がまあ、このオチはあえて言わないでおきましょう。ネタバレを平気で読む未プレイの人もけっこういることだし(鍵作品以外に対する俺)。その人たちが味わう驚愕の失望感を奪うなんて俺にはできません。
 えーと。この章で描かれたことをすべて事実として飲み込むとしてだ。以下の感想はそれが前提です。そもそもオチがこれであった瞬間、俺はもうこの章認められないですから。

 さて。人間関係的には「閉じてしまう」という結果で終わってるわけです。昔はそういうのわりと好きというか大好きだったのですが。で、現在の俺が受け入れられないかというと、別にそうでもないです。ただ、閉じこもる相手としてあの女はねえだろうと。とんでもない見当違いなところで否定されるエンディング。ま、もうひとつエンディングあるらしいんで、そっち見てからかな。
 しかしあれだな。こうやって感想書いてきて思うんだけど、俺、この作品をひとつの「世界」として見なすのに完全に失敗してますね。すべて「書かれたもの」を読む行為は、つまりそれを書いた人との対話と言えないこともないのですけれど、俺にしてみれば、それをしてしまうってことは、ある意味物語の参加への失敗表明といえないこともないです。
 個人的にはこういうどろどろしたの大好きなんだけど、いまひとつ入り込めないのは、結局作り込みが甘いからなんだろうなあ。
 キャラについては、まあ魅力に感じる人もいるだろう。ただそれって「キャラ」っていうより関係性のほうだと思う。兄に欲望を抱く妹とかさ。キャラに魅力をあまり感じられないのは、そのへんに起因しているかと思われる。鍵ゲーの強さをいまさらながら思い知らされる次第です。俺、結局リーフとか鍵とか、そういうのしかやったことないに等しいしなあ。賛否はいろいろあれど、鍵ゲーのキャラは魅力あるんだと思う。
 少なくとも内面をずーっと描かれるよりも、そのへんは稚拙でも人間としての輪郭が明確である、つまりキャラが(頭の悪い方向じゃなく)立ってるほうが、はるかに人の印象に残るということ。いままで俺はずっと「人間としてのリアリティ」を重視して物語を読んできたけれど、実はキャラが立っていて、そのうえ内面もちゃんと描かれてる、というのが好みであったらしい。
 うん。このゲームはいろいろ考えさせられる。
 つーか、前にやったゲームの実梨。書いてる人の愛情が注ぎ込まれてたんだなあ。つくづく思うぞこの関係性に焦点を当てるってのも、ある意味書いてる人間の欲望の形式をそのまま見せられてるってことだし。
 まあ、それにもかかわらずここまでこの「水夏」、けっこう楽しんでますよ。3章のオチはなかったことにしたいですが。

 そして4章スタート。えーと名無しの少女かな。まゆみさんが「比較的よい」とゆってる女の子ですね。なんというかまあ、まゆみさんはロリ趣味ですか。あと一人称「ボク」に弱いツボでも持ってるんですか。…まあ、そんなことではないと思うが。…ひょっとして焼きとうもろこし好きとしてシンパシーを持ったとかか。
 んで、とりあえずここまて。死ぬように寝る。



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