20050110


 元加害者候補として、こちらを見てちょっとした衝撃を受けた。実際の被害者の人で、こんなアプローチをとれる人がいるなんて。
 まあ実のところ「本当に自分が嫌いな人は、よりよい自分を目指す以外にどういう選択肢もない」というのと同じ理由で、ごく妥当なアプローチなのかもしれない、とも思うけど。自分が被害者だからこそ、その被害をなくすために最善のアプローチをしてるだけだっていう。

 俺個人のことをいえば、自分がロリコンであったのは、完全に逃避の結果だと思う。俺は、精神的に自分が引きこもったのがいつからであるのか、明確な記憶がある。性的欲求の対象は、たぶん俺が引きこもる年齢以前の子供に固定されている。つまり、精神的に引きこもる以前は、俺とても社会(子供の、だけど)に参加していた。それは、俺が社会を受け入れると同時に、社会(つまり他人)が自分を受け入れてくれているという確信や安心感にもつながる。
 人間はひとりでは生きていけない。幻想だとしてもすがりつく根拠は必要だ。俺は自分が社会を拒絶したので、社会から拒絶されたのだ。が、都合よく自分が拒絶していることは忘れていた。だから一方的に被害者だった。早い話、自分は孤独だと思っていた。
 思い込みだろうが自分が悪かろうが、現象としては、とにかくだれも俺を受け入れてくれないし、受け入れてくれるという妄想(=自分にとって都合のいい想像)すら不可能だった。「受け入れてくれる」妄想を構築するための突破口にかろうじてなりえたのが、子供だったわけだ。なにしろそのころには俺もまともに社会生活してたんだから。想像といい、妄想というけれど、現実にカケラも依拠しないものは成立しないと俺は思ってる。成立させようがないんだ。
 自分がロリコンであるのは単に自分のせいだって話。

 ただ、通常、ここまで精神的にきれいに引きこもってしまう例っていうのはあんまりないと思う。俺の場合、自分が引きこもった時期っていうのがあまりに明確であったために、そのこととちっちゃいこ大好きの因果関係がより明白だったんだと思われる。
 俺は、控えめにいってあんまり家庭環境がよろしいほうではないと思うのだが、性的虐待に類することはいっさいなかった。しかし精神的に相当厄介な目に遭ったのか、対人関係全般、すんごい歪んでる。それを修正しようとするたびに襲いかかる不快感から類推するなら、まあ無自覚でいれば、虐待の連鎖っつーのは発生するんだろうなあ、とも思う。体験として直接的であるだけに、よりその強迫観念は強いだろうなあと想像する。
 そういった、虐待の連鎖のような事例を別にすれば、基本的にロリでありペドである人たちってのは、人間関係から逃避した人たちだと思う。まあ逃避するにはするだけの理由はあったと思うんだけど。そんで、性欲ってのは固着するものだから。
 


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