20050326


 旅行から帰宅しました。
 ここ一カ月ほど遊んで暮らしてるわけですが、その極めつけが、車で一カ月ばかりの旅行。途中、職安行ったりなんだりで一時帰宅はしましたが、それ以外3月はずーっと旅行。北は下北半島から、南っつーか西は広島とか四国のあたりまで。これであと行ってない県は高知だけとなりました。てゆうか高知って一生行けない気がする。個人的に日本のなかで行くのが大変な県は、高知と長崎だと思います。そこを目的にしないとまず行けない。そして長崎はともかく、高知には行きたいと思うだけの強い理由がないんだよなあ…。
 …なんか文章の書きかたがよくわからん。


 印象に残ったのは、らむださんとの会話。
 名古屋で食べた山本屋総本店の味噌煮込みうどん。あんなうまいもの、ここ数年食ったことがない。
 夕方の能代市の寒々しい市街地。人の気配がない。ただ車だけが流れていく。
 存在意義のわからない下北半島の高速道路。人家もなにもないところを、凍りついた高速道路がただまっすぐに伸びる。起点で乗ってから終点で下りるまで、俺はついに一台の車も見なかった。
 青森のアイスバーン。怖かった。
 いろいろな地方で見た除雪のために働く人々。社会全体が雪とたたかうために動いているのを確かに見た。
 和歌山県の流通を完全に支配しているであろうオークワグループ。あれ、地元で総本家の人たち、絶対に「オークワ様」とか呼ばれてると思う。そんで子供たちは「若」とか「姫」とか呼ばれてるの。家には座敷牢あると思う。なんかとにかく占有率高かった。
 中京圏で(事前に知っていたとはいえ)やっぱり強いサークルK。横浜ではその存在すら知らなかったのに名古屋近郊ではバカみたいに数が多かったコメダ珈琲。つーかこのコメダ珈琲っていうチェーンって名古屋っていう場所の独自性をすごく表現してると思います。世のなかだいたいすべてが価格競争やってるなかで、名古屋近郊だけは、どうもサービス競争をやってるフシがある。俺らは今回、宿として安価なラブホを全国各地で利用してきたわけですが、このラブホに関しても中京圏だけは価格よりあきらかにサービスに偏っていた。価格は下げない。しかしサービスはする。料理におけるサービスとはなにか。それは量と味である。ラブホにおけるサービスとはなにか。それは清潔さと滞在時間の長さ、それから料理とか無料で提供できるオプションの多さである。小売におけるサービスとはなにか。価格でないとすれば(あるいは価格でしか勝負できないって前提条件は全国一律だとして)、それは営業時間や駐車場の広さである。
 本来、コメダ珈琲っていうチェーンは、まず首都圏やら関西ではあんまり成立しえない業態だと思う。俺らは「こんなに店舗数があるんだから、きっとなにり理由があるに違いない」と思ったんだけど、実際に入ってみたら、そこはただの喫茶店だった。ただ、どこに行っても均一の接客の質があった。料理もなにが安いってわけじゃない。しかし量が以上に多くて味はよかった。もちろんコーヒーもおいしかったです。つーかあのカツサンドいったいなんだったんだ。
 で、話は戻って印象に残ったものの続き。
 大阪のネオンサインのケバさ。目が痛かった。
 秋田でガソリンスタンドの店員さんがあくまで接客用語として放った「油いらねっすが」の一言。若者の方言がなくなってるってのは、こと秋田に限っては嘘だ。
 越後湯沢の降雪。積もるわけだ。
 同じく只見で見た雪。白一色の地に白いものがただただ降り積もり、視界は白く煙り、天は明るく灰色に閉ざされる。怖かった。
 テンジンヤ。静岡を訪れたときは必ず寄って餃子むすびを買うのだが、いまは商品としてなかったらしい。店のおばちゃんに聞いたらば「いまから作りますよ」とゆってわざわざ特別メニューを作ってくれた。ありがてえ。あれを食うために静岡に行っていいくらい、俺は餃子むすびが好きだ。
 なにかさんとカラオケ。歌い慣れてんなー。
 主要都市には必ずあるマックスバリューの24時間営業店舗。コンビニ業界の未来は限りなく暗い。
 そしてこれも主要都市には必ずあったいわゆるパワーセンター。なるほど古くからの中心市街地はダメになって都市の空洞化ってヤツが進むわけだ。日本の車社会化はとっくに完了してますよ、地方では。
 洲本の旧市街地。古かった。路地マニア垂涎の地。
 新宮のペアシティの前でだれーも聞いてないのに一人で歌ってた青年。けっこういい声してた。


 まあ、そんな感じで、いろいろ行ってきました。

 らむださんと話したことは大きな収穫になりました。どちらかといえば俺自身は話の中心になっておらず(らむださんと俺が中心になってしまうと、その会話に参加できるのは、たぶんあとはいろんな意味でサンフェイスさんしかいない)、どちらかといえばらむださんとまゆみさんが話をしていて、俺が適宜まゆみさんに対する通訳をするってかたちだったのですが、いやいや、おもしろいのなんの。
 ふだん、いろんな人との会話のなかで手加減なしに思ったことを言うってのはけっこうできないものです。通じないから。ひさしぶりにそれができました。そしてまゆみさんにとっては、俺以上にらむださんと会ったことは大きな収穫であったらしく、車に乗ってからもしばらく「本当におもしろかった」を繰り返していました。また機会があったらぜひ会いましょう。


 まったく関係ないんだけど、サンフェイスさんがネタにしてた「KISS」ってまさにそういうことだったのか。


 いかん。忘れとった。旅行中、けっこうな数の富士見ファンタジアとか読んだったんだ。
 タイトルとかウロ覚えですんでそのへんひとつてきとーに。
 撲殺天使ドクロちゃん。おもしろかったです。ネタと勢いと言い回しで笑わせる人なのはわかってるんだけど、それを承知で言うなら、キャラがもうちょっとちゃんと立ってれば、いっそうおもしろかったと思います。特にドクロちゃん。もったいない。万力のような無慈悲な力。これはツボに入った。たまんねえ。
 インフィニティゼロ。なにかさんの部屋にあったので読んでみた。一巻はおもしろかった。ごくふつうにまとまったお話だった。ゼロのキャラがいまひとつ弱かったけど。四巻あたりはもう壊滅してたけど、まあ趣味にあわないわけではなかったので、なんとか読めた。今回買ったなかではおすすめかもしれない。
 まぶらほ。一巻の最初だけちょっと読んだんだけど、もう挫折しそう。いま巻数が出ててよく売れてるのならば、このあとうまくなるのかもしれない。もしそうでないのなら、売れてる理由がさっぱり理解できない。えーと、なんつったっけ。マガジンの、ほら、いまネギま描いてる人のひとつ前の作品。ダイレクトにアレと同じノリに見えるんだけど。ケレンがヘタなだけにいっそう悲しい。あまりに売れてる理由が理解できないので、このあとも続けて読んでみる。
 A君(17)の戦争。文句なしにおもしろいです。ファンタジー世界の説明がほとんど魅力なかったのでちょいと微妙でしたけど、そこさえ乗り越えれば、あとは戦略とかキャラの成長とか、そういうのがふつうに味わえる。あと主人公の設定がいい。これはうまい。
 天国に涙はいらないだったか、なんかそんなタイトルのやつ。さがのあおいがイラストだったので買ってみた。キャラが弱い。弱すぎる。律子ってキャラはもう少し味のあるものにできたと思う。お話の運びにもソツがないし、文章もそこそこ上手。キャラの圧倒的な弱さと、お話の続けて読ませるだけのテーマつーかバックボーンつーか、そんなような「大きな設定」とか「世界」とかを読んでる人に感じさせることができればおもしろくなるかもしれないな、と思った。
 にしても、悪魔のミカタはおもしろいなあ。
 あ、そーだ。なにかさん、西尾維新の残り、よければ送ります。前にもらった住所なくしちったんで、メールかなんかでくださいな。



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