20050924
「パウかわさき」とやらに行ってきた。いろんな意味で悪名高きドンキホーテが核になったドキュソパワーセンターもどきとでも言うべきもの。パワーセンターってのは、大規模小売店舗の寄り合いみたいなもんです。本来もうちょっと規模のでかいものをそう呼ぶと思うんだが、小売者のあいだでは、慣用句的に「ある程度の規模の専門店な大規模小売店舗が集まって集客効果を狙ったもの」もパワーセンターと呼ぶ傾向がある。あとでかい駐車場な。それがないとイメージ的にはパワーセンターとは呼びにくい。車客がメインの地方在住者とってはもはやそんなに珍しいものでもないと思います。一時期、イオンがずいぶん熱心に地方に作ってたような気がするし。
コンビニのウリは、なんつーても24時間営業なんですが、昨今、いろんなものが長時間営業に踏み出しています。マックスバリューなんか地方に行くとずいぶん24時間営業やってます。あれ近所にあるとありがたいよなあ。もっとも首都圏じゃ土地代の関係で絶対にペイしないから出現しないでしょうけど。ちなみにその地方でも24時間営業は絶対にペイしないそうです。少なくとも深夜時間帯に関しては。昼の利益を夜で食いつぶしてでも利便性を提供。そのことによって営業時間を気にせずに行ける、というメリットを客に提供することで集客力を高める、というのが狙いでしょう。どんな業態であっても価格競争ってのは必ず、必ずや限界があるから、それ以外の方向性ってことですよね。営業時間延長は。
都会でも24時間スーパーはあります。西友がけっこうがんばってるし、ダイエー系列のヤツもあります。西友については既存店のうちやって意味がありそうな場所を24時間に。ダイエー系列のやつは、客単価を上げるためか、既存のスーパーと価格競争なんかやってられないってことなのか、質を重視して価格帯はやや高め。印象としては丸正スーパーなんかが近いです。ただハンパにコンビニを意識してなんかしくじってる感じ。いずれにせよ、スーパーと24時間営業ってのは相性が悪いなーとしみじみと思わせます。
そんななかで、ドンキのこのパウかわさきってのは、おそらく正解ど真ん中です。完全にドキュソにターゲットを絞ってるのが成功の要因かとは思いますが、肉のハナマサや、なによりソフトオンデマンド直営の本屋なんか置いてるあたりもう「わかってる」としか言いようがない。そしてなにより驚愕したのは、喫煙オッケーのフードコートも24時間営業であること。これは「正しい」としか言いようがない。深夜生活者がなにを求めているのかつくづくよくわかってらっしゃる。俺も、あの極端なドキュソ率の高さがなければ、こういう店が近くにあったら嬉しいとしみじみ思うもの。深夜生活者、ないし生活時間帯がめちゃくちゃな人にとって必要なのは、まず24時間営業であること。朝の9時に行動したくなるかもしれんし、あるいは深夜の3時かもしれない。そのいずれの時間帯でも同じモノを提供してくれることが重要です。あとは、すぐ食えるものがたくさん置いてあることと、座って茶飲んでタバコ吸える場所があること。生活時間帯がめちゃくちゃな人の多くは自炊しません。俺が高速道路のサービスエリアがアホみたいに好きなのは、24時間確実に、雑多な種類のジャンクフードを提供してくれることと、別に何時間居すわってても文句言う人がいないからです。「居場所」であることは重要だと思います。
ちなみに、ドキュソ深夜生活者にとってのあるべき24時間営業店舗の姿がパウかわさきなら、ドキュソでない人にとってのあるべき24時間営業店舗の姿はまた違うでしょう。過去十年くらい前まで、場所によっては現在でもそうですが、人の生活の基盤を支える食料品の入手先は、スーパーか、あるいは近所の商店街の八百屋とかまあそんなもんでした。しかし現代では、ライフスタイルによって食料品の入手方法までが違ってきています。外食オンリーの人、中食だけで済ます人、ちゃんと自炊する人。ただ、ライフスタイルは違っていても共通している傾向はあって、自分の家が本来の意味でちゃんと「居場所」の機能を果たす割合ってどんどん減ってるってことです。「家族」と呼ばれる社会的単位が機能不全に陥ってる状況をいったい俺はどれだけ見てきたことだろう。くつろげる場所、というのが自分の家ではない人々っていうのは着実に増えてると思います。俺は根っからの都市生活者なので、くつろげる場所は都市のなかにしかないですが。
とりあえず、青山ブックセンターみたいな「わかってらっしゃる」品揃えの本屋と、おいしいコーヒーが飲める場所と、CDとか買える場所と、そんなのがセットになってる24時間営業の店があったら、俺は入り浸りだ。
さて、自分の過去の日記を読んでたら、あんがい新商品についての文章でアクセス稼いでいたらしい。いまとなってはアクセスに対する欲求ってほとんどないものの、俺がアクセスログを見るただひとつの理由って、検索ワードを知るためってくらいなもんで、検索エンジンで飛んでこられるのがものすごい好きだ。
てなわけで、検索されやすい体質づくりのためにも新商品について少しずつ書いていくことにしよう。気が向いてるうちは。
つーても今週(9月20日発売)は、わりと不作だからなあ。
チョコレートの一斉発売については、有望な商品はほとんど先週のうちに出てしまった。具体的にはキットカットのメープルホワイト、あとショパンの「重ね焼きクレープとノアゼットが香るキャラメルショコラ」の二つ。ショパンは昨年度の菓子ではかなり爆発したものだった。でも今年はちょっと不発っぽいんですが。
あー、そうだ。あれがあった。コイケヤの「のり塩 こいーの」。カルビーのWのりしおとコンソメがえらいヒット商品にしてかつは定番化という珍しいくらいの当たりだった。店によってはことのりしおに関しては、カルビーとコイケヤのシェアが逆転してるところもあるくらいだ。だもんで、コイケヤが類似商品出したら売れるのはもう確定。……もっと派手にやっておけば売れたかもしれん。軽い後悔。
今日のところはそんなところです。
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